隣町の伊豆の国市に牛乳寒天を作る会社がある。
このスイーツはシンプルそのもの。
材料は、ここ丹那盆地の新鮮な成分無調整牛乳と
寒天と砂糖のみ。
二十数年前、私たちが丹那に住み始めた頃、
部落(隣組)の寄り合いや慰労会などの集会があると
女衆(おんなし)さんが作ってふるまってくれた。
いつでもどこでも容易に手にはいる材料で作ってあるにもかかわらず
酪農の地で酪農家の奥さんが地元の乳でつくった牛乳かんは
ひと味ちがって新鮮なおいしさで
その味をまねて、よく子供たちにも作ってあげたりした。
最近、同友会で知り合わせていただいた「たちばな」の女性社長永沼氏も
子供さんが小さい頃、忙しく働き
面倒をみてあげられなかった我が子へ作ったおやつが牛乳寒天だったそうだ。
こどもの身体によいもの、無添加で安心なもの、
自分たちの食べたくないものは作らないという
母親ならだれもが思う我が子への思いを
お客様すべてに向けて
より安心で正直な食品作りに力を注いでられる。
この度、ご縁あって新しいパッケージシールデザインのお仕事をいただいた。
各地でこのパッケージをみかけたら
やさしい甘さと牛乳のおいしさをじわっと味わってみてください。
永沼社長も今日から東京ビッグサイトに出店し
あの癒し系の口調で
多くの人に食へのこだわりをアピールしていることでしょう。
出会いは宝物だといつも思う。
2009年2月11日
伊豆の国から懐かしの味
牛乳寒天